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「サウジアラビアがグリーンエネルギー分野を主導する」 エネルギー相がLEAPで宣言

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03 Feb 2022 07:02:15 GMT9
03 Feb 2022 07:02:15 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアのエネルギー相は同国の環境分野に対する取り組みへの懐疑論に反対する中で、グリーン・イニシアティブが他国で成長するのを待つのではなく、サウジアラビア自身が主導していくと誓った。

エネルギー大転換・テクノロジー相のアブドルアジーズ・ビン・サルマン・アル・サウード氏はリヤドで開かれている「LEAP22」フォーラムにおけるスピーチの中で、サウジアラビアが2060年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを達成するという計画を宣言した。

アル・サウード大臣はまた、技術の進歩によって同国が予定より早くその目標に到達できる可能性があると主張した。

大臣は、サウジアラビアが循環型経済を実現するために炭素を使用するとし、再生可能エネルギーへの拙速な転換は気候変動との戦いにおいて逆効果を生み出すだけだと警告を発した。

多くの人々が「サウジ・グリーン・イニシアティブ」に疑問符を付けているが、それは彼らが、炭化水素排出量の多い国がいかにして排出を制限する取り組みに参加するかを理解していないからだとアル・サウード氏は述べた。

「答えは簡単です。解決策が登場するのを待つのではなく、我々がそれを開発して世界に普及させるべきなのです」と同大臣は語った。

アル・サウード大臣は、既に実施されている取り組みとして、約100万本もの油樽が廃棄ではなく再利用されているとし、巨大都市・ネオム(NEOM)や他の「野心的な巨大プロジェクト」を「いかにサウジアラビアが環境問題に深く関与しているかを示す例」として挙げた。

同氏は重要分野において若い人々を雇用する重要性について語り、その理由を「若者のほうがそうした分野の本質を見抜くことに強い関心を持っているから」だとした。

温室効果ガス排出量実質ゼロへの移行を支援するための開発途上の技術に関して、アル・サウード大臣は、同国が「地球生態系」を作り上げることを望んでいるとし、それは「組織化されたシステムに勝るものはないからだ」と語った。

アル・サウード氏は、そうした機能が完全に整う前に再生可能エネルギーへの依存を急ぐことへの警鐘を鳴らし、そのような選択を取ったいくつのかの国々は「生産量より多くの量を燃やしている」と主張した。

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