
ダボス会議:中国高官は火曜日、ドナルド・トランプ大統領がホワイトハウスに戻る中、ダボス会議でのスピーチで、貿易戦争から勝利を得る国はないと警告した。
丁雪祥副首相は世界経済フォーラムで、経済のグローバル化の支持者と反対者の間で「綱引き」が進行中だと語った。
「関税戦争や貿易戦争が目前に迫り、100年ぶりの変革が全面的に加速している」と丁副首相は語った。
「グローバル・ガバナンス・システムは重大な調整を迫られている。人間社会は再び重大な岐路に立たされている」と付け加えた。
月曜日に2期目をスタートさせたトランプ大統領は、選挙期間中に中国に高い関税を課すことを公言した。
「保護主義はどこにもつながらないし、貿易戦争に勝者はいない」と、丁氏はトランプ氏や米国を名指しすることなく語った。
トランプ大統領は月曜日、中国が所有するアプリ「TikTok」の半分を売却することで、米国でのオンラインを維持するという提案を北京が拒否した場合、関税を課す可能性があると警告した。
中国はEUとも貿易摩擦を起こしている。
EUは昨年、中国製の電気自動車に多額の関税を課した。それに対して北京は、ヨーロッパのブランデーを標的にし、EUの乳製品や豚肉製品に対する補助金について調査を開始した。
丁氏は、EUやどの国の名前にも言及することなく、「通常の経済貿易協力を混乱させる可能性のあるグリーン障壁を設ける」ことに警告を発した。
彼は、気候変動と貿易政策への取り組みにおいて、「一貫したアプローチ」を求めた。
AFP