
ショーン・クローニン
ロンドン:ロボットはアブダビ空港に導入され、公共エリアの消毒や赤外線熱技術を使用した乗客スクリーニングといった作業を行うことになる。
アブダビ空港はこの新型地上車両の立ち上げにあたり、タワズン戦略開発基金(TSDF)と協力した。製造はアラブ首長国連邦(UAE)に本拠を置くMarakeb Technologiesが行う。
ロボットは5月から従業員エリアや貨物施設を含むアブダビ国際空港全域で試験的に導入される。アブダビ空港が土曜日に発表した声明によると、機内使用も予定されている。
「パンデミックの深刻な影響により、衛生に対する意識が全体的に高まりました。公共インフラの重要な一部として、当社には当空港のスペースをウイルスの脅威から確実に守るという明確な責任があります」とアブダビ空港の最高経営責任者(CEO)であるシャリーフ・ハシム・アル=ハシミ氏は述べた。「人工知能を導入することにより、防護層がさらに厚くなり、新型コロナウイルスのアウトブレイクに対する包括的な対応が強化されることになります」
世界中ですでに少なくとも20万人という死者を出しているウイルスの感染拡大を抑制するために、世界中の空港がテクノロジーやロボット工学を導入しようとしている。