
日本通運ホールディングスは、ドイツを拠点とするヘルスケア業界向けサービスを専門とするコントラクト・ロジスティクス・プロバイダー、サイモン・ヘーゲル・グループを正式に買収した。
買収は昨年9月30日に合意され、2月3日に完了した。
ドイツのカールスルーエに本社を置くサイモン・ヘーゲル社は、ヨーロッパ、アメリカ、南アメリカ、アジア、オーストラリアで倉庫保管、配送、設置サービスを提供している。同社の顧客ベースには、ヘルスケア、産業、小売の大手顧客が含まれる。
日本通運(NXグループ)は、「NXグループ事業計画2028 ダイナミックグロース2.0 」において、ヘルスケアロジスティクスを重要な成長分野と位置づけている。
今回の買収により、NXグループはサイモン・ヘーゲルの専門的なロジスティクス・プラットフォームを自社のグローバル・ネットワークと統合し、世界中のヘルスケア関連顧客へのサービス提供を強化することを目指す。
日本通運は、「サイモン・ヘーゲルの強みを活用することで、世界中の顧客に高品質のロジスティクス・ソリューションを提供する能力を強化する」と述べている。
サイモン・ヘーゲルの親会社であるSH HoldCo GmbHは、日本通運の完全子会社となった。サイモン・ヘーゲルの最終会計年度(2023年12月期)の連結売上高は3億1,800万ユーロ(509億3,800万円)、EBITは370万ユーロ(5億9,300万円)であった。