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米価高騰で日本が緊急備蓄米を放出へ

政府は過去にも大地震などの緊急時に備蓄米を利用したことがあるが、流通が途絶えたため、今回が初めての利用となる。(AFP通信)
政府は過去にも大地震などの緊急時に備蓄米を利用したことがあるが、流通が途絶えたため、今回が初めての利用となる。(AFP通信)
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14 Feb 2025 03:02:44 GMT9
14 Feb 2025 03:02:44 GMT9

東京:日本政府は金曜日、価格高騰を受け、緊急用に備蓄しているコメを放出すると発表した。

政府は過去にも大地震などの緊急時に備蓄米を利用したことがあるが、流通が途絶えたため、今回が初めてとなる。

米価は、2023年の猛暑に端を発した供給不足が需要を急増させ、昨年夏に急騰した後も高騰を続けている。

気候変動によって引き起こされた猛暑が世界各地を巻き込む中、日本は2024年に記録的な暑さを記録し、気温の高騰に直面し続けている。

江藤拓農相は記者団に対し、政府は100万トンの備蓄米から21万トンを放出すると述べた。

「流通が停滞している状況を何としても改善したい」と述べた。

政府は、秋に収穫された新米が店頭に並べば価格が安定すると期待していたが、値上げは続いている。

2月の政府調査によれば、5キログラム(11ポンド)袋の最新の平均小売価格は3,688円(24ドル)で、昨年の2,023円から上昇した。

前例のないことだが、農水省は先月、新しいルールのもとで政府備蓄米の売却を認めることを決定した。

これまでは、深刻な不作や災害が発生した場合のみ備蓄米を放出できたが、規制の変更により、米の流通が停滞していると判断された場合に放出できるようになった。

同省は1年以内に流通業者から同量の米を買い戻さなければならない。

政府は1995年に米の備蓄に関する法律を制定したが、その2年前に米の大不作が発生し、買い物客は主食を買うために奔走した。

AFP

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