
3月1日までの1週間で、日本の投資家は外国債券を大量に購入した。海外の相対的に高い利回りを利用したもので、外国債券購入の費用対効果を高める円高も追い風となった。
財務省が発表したデータによると、長期外債の買い越し額は1兆5100億円(101億2000万ドル)相当で、ここ3週間で最大の買い越し額となった。
堅調なインフレデータと日銀当局者の発言の中で、日銀が利上げを継続するとの期待に後押しされ、円は今年約4%上昇した。
一方、日本の投資家は先週6,269億円を外国株に投資し、これは8月24日以来最大の額となった。
一方、日本株はテクノロジー株の売りに押され、3月1日に終了した週で5週連続の売り越しとなり、7,083億円の資金流出に見舞われた。投資家はまた、円高、米国経済、ドナルド・トランプ米大統領の関税政策の中で、日本の輸出の先行きを懸念した。
日本株はこの5週間で約2兆8,000億円相当の海外資金を失ったが、これは2024年9月期四半期に6週間続いた売り越しによる資金流出が7兆1,500億円であったことと比較して大きい。
日経平均株価は先週、200日指数移動平均線を割り込み、火曜日には5ヶ月半ぶりの安値36816.16をつけた。
しかし、外国人は日本の長期債を7,765億円買い越し、7週間ぶり6回目の買い越しとなった。短期債は7,302億円分売られた。
ロイター