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日本、価格高騰で緊急備蓄米をオークション販売

日本では緊急時に備えて約100万トンの米が備蓄されている。(AFP file)
日本では緊急時に備えて約100万トンの米が備蓄されている。(AFP file)
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10 Mar 2025 06:03:11 GMT9
10 Mar 2025 06:03:11 GMT9

東京:主食である米の価格高騰を抑えるため、日本政府は月曜日、緊急備蓄米のオークション販売をめったにない形で開始した。

猛暑による不作や、昨年の夏に発令された「巨大地震」の警戒によるパニック買いなどの要因により、米不足が深刻化し、価格が1年でほぼ2倍に上昇した。

さらに問題を悪化させているのは、一部の企業が販売に最適な時期を待って在庫を確保していると考えられていることだ。

日本では緊急時に備えて約100万トンの米が備蓄されている。

これまでは災害時に備蓄米が活用されてきたが、流通網の問題が背景にあるのは1995年に備蓄米が作られて以来初めてのことである。

農林水産省は水曜日までに15万トンの米の落札者を選ぶ予定で、競売にかけられた米は3月末までに店頭に並ぶ見通しである。

農林水産省は、必要に応じてさらに6万トンを放出する計画であると述べている。

「これは極めて異常な事態である」と、江藤拓農林水産大臣は月曜日に議会で述べた。

「流通網の滞りを解消することで、消費者が経験している困難を緩和したい」と大臣は語った。

専門家は、この危機にはいくつかの要因が影響していると指摘する。

その要因のひとつとして、日本が他の国々と同様に、人為的な気候変動の影響を受けていることを挙げ、近年記録的な猛暑に見舞われたことによる観光ブームと品不足が挙げられる。

昨年8月には、政府が「巨大地震」の可能性を警告したことに加え、数十年に一度の猛烈な台風と毎年のお盆休みが重なったため、一部の店舗の棚が空っぽになった。

AFP

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