12 May 2020 08:05:43 GMT9
ホンダは12日、2020年1~3月期の連結純損益が295億円の赤字(前年同期は130億円の赤字)だったと発表した。赤字は2年連続。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う四輪車販売の減少が響いた。世界各国の外出自粛などで自動車需要が落ち込み、米国や中国といった主要市場で四輪車販売が低迷。1~3月期の世界販売台数は前年同期比28.1%減の98万1000台にとどまった。本業のもうけを示す営業損益は56億円の赤字(同423億円の黒字)に転落。新型コロナ影響が1298億円の減益要因となった。20年3月期の通期連結決算は、売上収益が前期比6.0%減の14兆9310億円、純利益が25.3%減の4557億円と減収減益。記者会見した八郷隆弘社長は「大変厳しい内容だった」と話した。ホンダはまた、取引金融機関から2000億円の短期借り入れを4月に実施したと明らかにした。事業環境の先行き懸念が強い中、手元資金の拡充を図った。 一方、マツダは12日、新型コロナによる販売減を踏まえ、20年3月期の連結業績予想を下方修正した。売上高は従来予想より698億円少ない3兆4302億円、純利益は309億円少ない121億円とした。JIJI Press