
ドバイ:東京を拠点とする株式会社GLOEは、サウジアラビアのゲーム・Eスポーツ企業であるHawk Gaming Group(ホーク・ゲーミング・グループCEO:トゥルキ・ファイサル氏)と覚書を交わした。
この合意は、サウジアラビアと日本の両国でEスポーツとゲーム産業の発展と拡大を促進することを目的としている。
サウジアラビアは、「ビジョン2030」イニシアティブを通じて、ゲームとEスポーツの世界的なプレーヤーとしての地位を確立し、エンターテインメントに多大な投資を行っている。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が2022年に打ち出した「国家ゲーム・Eスポーツ戦略(NGES)」は、王国を「ゲームの中心地」として確立し、この分野を国家経済の重要な柱とすることを目指している。
王国のゲーム収入は2023年に約72億ドルに達し、2,350万人が積極的にゲームを楽しんでいる。サウジアラビアはまた、2027年にリヤドで初のオリンピックEスポーツゲームを開催する予定だ。
2030年までに、サウジのEスポーツ部門はGDPに133億ドル貢献し、39,000人の雇用を創出すると予想されている。
株式会社GLOEのプレスリリースによると、ホークゲーミンググループはこの動きの最前線におり、ゲーム開発、eスポーツインフラ、AIアプリケーション、人材育成とスカウティングなどの先進的なソリューションを提供している。
GLOEとHawk Gaming Groupの間で新たに締結されたMoUは、知的財産から人材、ビジネスチャンスに至るまで、両国の強みを生かした協力関係の概要を示している。
ホーク・ゲーミング・グループの会長兼CEOであるトゥルキ・ファイサル氏は、次のように述べている: 「ゲーマーは未来の経済を支える原動力である。彼らはイノベーション、文化、成長の中心である。GLOEとのパートナーシップを通じて、サウジアラビア国内だけでなく、世界規模で日本のワールドクラスのコンテンツと才能の可能性を最大限に引き出すことを目指す。共に新たな経済機会を創出し、産業界のつながりを強化し、ビジョン2030の実現に貢献する」
株式会社GLOEの古澤 明仁共同最高経営責任者(CEO)は、次のように述べている: 「日本には優れたゲームコンテンツが豊富にあるが、中東でのローカライズや文化的適応は限られている。サウジアラビアのEスポーツシーンに対する世界的な関心がかつてないほど高まっている今、日本のゲームをこの地域に広める絶好の機会だ。ホークゲーミンググループとともに、中東全域で日本のゲームコンテンツを普及・拡大させていく」