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日産が再建計画の一環として28億ドルの削減へ

日産は再建計画の一環として年間固定費の28億ドル削減を計画している。(AFP通信)
日産は再建計画の一環として年間固定費の28億ドル削減を計画している。(AFP通信)
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13 May 2020 07:05:22 GMT9
13 May 2020 07:05:22 GMT9

日産自動車が再建計画の一環として年間固定費の28億ドル(2999憶4062万6884.92円)削減を計画していることを、水曜日にブルーグバーグ・ニュースが報じた。同社は、ここ何年かの業績不振からの回復を困難にし得る売上の落ち込みに備えている。

過去3年間収益が落ち込む日産は、市場シェアを積極的に追い求める販売戦略が底を突いた後のコスト削減化の最新の取り組みとして、5月28日に再建計画を発表することになっている。

同社はマーケティングや研究などの部門における固定費削減を計画しているが、これはまだ取締役会の検討を経てはいない。匿名を希望する関係者の話としてブルームバーグが伝えた。

自動車メーカーはどこも新型コロナウイルスによる大きな財政的打撃を覚悟しているが、日産の売上や収益は感染拡大以前から落ち込んでおり、失脚したカルロス・ゴーン元会長が追い求めた積極的な拡大計画を縮小せざるを得なくなっていた。

アジアやロシア市場で苦戦してきた同社の低価格ブランドであるダットサンの段階的廃止や、新たな生産ラインの廃止などの措置も検討されていると記事は伝える。

日産の広報担当は記事へのコメントを控えた。

ゴーン氏が2018年に金銭を巡る不正疑惑で起訴されて以来、日産は失脚した元会長の積極的成長戦略の方向転換に苦慮しており、同社には低価格車や稼働していない工場が残り、それが資金を枯渇させていた。

日産は、規模を縮小して効率化する必要があると認識しており、価格決定力と収益を回復させるべくディーラーとの関係の再構築と製品ラインナップの一新を目指しているとロイター通信は伝えている。

ロイター通信

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