
東京:20年物国債の入札結果が芳しくなかったため、いわゆる超長期債の需要に対する懸念が高まり、最長期限の日本国債利回りは火曜日に記録的な高さまで急騰した。
財務省が東京の昼過ぎに入札結果を発表した後、20年物国債利回りは15ベーシスポイント(bps)も急上昇し、2000年10月以来の高水準となる2.555%となった。
30年物国債利回りは13ベーシスポイント上昇して過去最高の3.10%、40年物国債利回りは14ベーシスポイント上昇して3.59%となり、2007年の国債発行開始以来最高となった。
10年物国債利回りは4.5bps上昇して1.525%となり、3月28日以来の高水準となった。
みずほ証券のストラテジスト、大森将貴氏は、今回の入札結果を「物足りない」とし、「超長期セクターの需給軟化が続いていることを浮き彫りにし、誰が買い手に回るのか、懸念を煽っている」と指摘した。
ブローカーや投資家は「在庫を持ちたがらないようで、売りのスパイラルが20年債だけでなく10年債や30年債市場にも拡大する可能性が高まっている」と大森氏は指摘した。
5年物国債利回りは1.5bps上昇し1.01%と、ドナルド・トランプ米大統領が「解放の日」関税を発表した4月2日以来の高水準となった。
年物国債利回りは1.5bps上昇の0.73%で、4月3日以来の高水準となった。
ベンチマークである10年物国債先物は0.47円も下落し、4月2日以来の安値となる138.78円となった。債券利回りは物価に反比例して動く。
ロイター