
東京:10年物国債の利回りは、昨年4月以来の高水準の入札結果を受け、それまでの上昇から一転して低下した。
10年物国債利回りは、日本の利回りが夜間からの米国債利回りの上昇に当初追随したため、1.5ベーシスポイントも上昇した後、0349GMT時点で3ベーシスポイント(bps)低下し、1.475%となった。
ベンチマークである10年物国債先物は、0.15円高の139.17円となった。
2年物国債利回りは0.5bp低下し、0.745%となった。
0335GMTの入札結果発表後、他のテナーはまだ取引されていない。
みずほのチーフ・デスク・ストラテジストである大森将貴氏は、今回の結果について「極めて堅調な結果であり・・・ほとんどの観測筋が意表を突かれた」と評価した。
応札倍率は、売り出された証券の量に対する応札の数を示す需要指標で、5月の前売りの2.544倍から3.663倍に上昇した。昨年4月の競売では3.799だった。
ロイター