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ホンダ、再利用型ロケットのサプライズ試験を実施、2029年までの宇宙飛行を目指す

2022年11月8日に撮影されたこの写真は、東京にある日本自動車メーカー、ホンダモーターの本社に掲げられた同社のロゴだ。(AFP)
2022年11月8日に撮影されたこの写真は、東京にある日本自動車メーカー、ホンダモーターの本社に掲げられた同社のロゴだ。(AFP)
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18 Jun 2025 12:06:36 GMT9
18 Jun 2025 12:06:36 GMT9

東京:ホンダは火曜日、再利用可能なロケットのプロトタイプの打ち上げと着陸試験に成功したと、同社がサプライズ発表し、2029年までの亜軌道宇宙飛行実現に向けた重要なマイルストーンを達成した。

ホンダの研究開発部門であるホンダR&Dは、日本北部の宇宙都市・大樹町にある試験施設で、6.3メートル(20.6フィート)の実験用再利用可能ロケットを高度271メートル(889フィート)まで上昇させた後、着陸に成功したと発表した。

同社は声明で、「これらのロケット技術の商業化に関する決定は行っていないが、2029年までの亜軌道飛行を実現するための技術開発目標を掲げ、基礎研究を継続して進めていく」と述べた。

ホンダは2021年に再利用可能なロケットを含む宇宙技術の研究を進めていると発表していたが、今回の打ち上げ試験の詳細はこれまで公表されていなかった。亜軌道飛行は宇宙空間の境界に近づくが、軌道には入らない。

同社はさらに、「打ち上げ車両の研究は、自社ロケットで衛星を打ち上げることで人々の日常生活にさらに貢献する可能性があり、他のホンダ事業とも相乗効果のあるさまざまなサービスにつながる可能性がある」と付け加えた。

再利用可能な打ち上げ車両は、過去10年間、スペースXのファルコン9を筆頭に、新興の商業宇宙ミッションの牽引役となってきた。一方、米国のライバル企業であるブルーオリジンや、中国や欧州の企業も再利用可能なロケットの計画を進めている。

東京を拠点とするスタートアップ企業イノベーティブ・スペース・キャリアは先月、米国で12月に米国製エンジンを使用した再利用可能ロケットの試作機を試験打ち上げると発表した。

ホンダのライバルで世界最大の自動車メーカーであるトヨタは、今年初めに研究部門を通じて、北海道のロケットメーカー・インターステラ・テクノロジーズへの出資を発表し、打ち上げ車両の量産を支援すると表明した。

日本政府は、民間ロケットや衛星、その他のミッションを支援するため、数十億ドルの宇宙ベンチャー基金を設立し、2030年代初頭までに宇宙産業の規模を現在の2倍の8兆円(552億ドル)に拡大する目標を掲げている。($1 = 144.9200円)

REUTERS

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