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サウジアラビアの抹茶輸入が900%急増、王国のカフェ部門が需要で再構築される

抹茶は王国の飲料業界において永続的な地位を築きつつある。シャッターストック
抹茶は王国の飲料業界において永続的な地位を築きつつある。シャッターストック
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21 Aug 2025 01:08:58 GMT9
21 Aug 2025 01:08:58 GMT9

ナディン・ハッサン

リヤド:サウジアラビアにおける日本産抹茶の輸入量は、2022年のわずか9,000キログラムから、2023年には約900%増の81,000キログラム、金額にして900万SR(240万ドル)に急増し、王国全土における抹茶飲料の市場プレゼンスが急速に拡大していることを浮き彫りにした。

この勢いは2024年も続き、輸入総量は46,000キログラム、金額にして700万SRに達し、消費者の持続的な需要と王国のカフェ部門における抹茶の役割の拡大を反映している、とアルエクティサディア紙は報じている。

リヤドのJon & Vinny’sでは、週末に1店舗あたり350杯の抹茶が売れ、飲料収入の22%を占めたという。

同カフェでは、1キログラムあたり1,200SRの高級日本産ブレンドを使用している。同様にPro 92 Cafeは、抹茶ラテだけで総売上の10.5パーセントを占め、支店全体で毎月150キログラム以上の抹茶を消費しているという。

抹茶を含む広範な緑茶カテゴリーは、2024年のサウジアラビアの輸入に7,400万SRを占め、合計230万キログラムであった。これに対し、2023年には250万キログラムが輸入され、その額は7,900万SRであった。

抹茶カップは販売店によってSR16からSR29で販売されている。この価格差は自家製抹茶市場の拡大に拍車をかけており、地元のインスタグラムベースの企業がSR110からSR180の抹茶キットを販売している。

健康志向の消費者と日本文化への若者の関心に後押しされ、抹茶は王国の飲料業界において恒久的な地位を築きつつある。

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