
ドバイ:フランスの投資銀行ナティクシスがサウジアラビアの首都リヤドに法人および投資銀行オフィスを開設し、元JPモルガン役員リーマ・アルアスマリ氏をそのCEOに任命した、と日曜日に同行が報じた。
西欧の金融機関は、政府が国有資産の民営化計画を明らかにし、経済の石油依存を減らすためのビジョン2030プログラムのもとで、外国資本誘致のための改革を導入して以来、サウジアラビアでの機会を求めていた。
「現地拠点の確立により、ナティクシスは、企業、ソブリン・ウェルス・ファンド、金融機関等の既存クライアントとの関係を深め、ファミリーオフィスなど新規クライアントへのサービス提供することを目指す」とナティクシスは声明で述べた。
アルファイサリア・タワーにある銀行オフィスは、「オーダーメイドの資本市場商品と投資銀行サービス」を提供する。
昨年8月、同行ドバイ支店の顧問としてナティクシスに入社したアルアスマリ氏は、ナティクシス・コーポレート&インベストメントバンキングの中東地域責任者であるサイモン・イードル氏に引き続き報告を行う。
イードル氏は声明で、同行の中東へのコミットメントは20年来であり、その専門分野が地域の顧客ニーズと緊密に一致すると信じると述べた。「特にビジョン2030の観点から、サウジアラビア王国の事例によく当てはまる」と氏は述べ、王国にとって「重要な時」であると付け加えた。
ロイター