Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 日仏、高速炉開発で連携=原子力活用へ共同声明―閣僚会談

日仏、高速炉開発で連携=原子力活用へ共同声明―閣僚会談

米仏で研究開発が進む中、日本も2040年代に実証炉の稼働を目指している。(AFP)
米仏で研究開発が進む中、日本も2040年代に実証炉の稼働を目指している。(AFP)
Short Url:
04 May 2023 02:05:30 GMT9
04 May 2023 02:05:30 GMT9

パリ時事: 西村康稔経済産業相は3日、フランス・パリでパニエリュナシェ仏エネルギー移行相と会談し、従来型の原発より高効率な高速炉など次世代革新炉の研究開発での連携強化を柱とする共同声明に署名した。電力の安定供給と脱炭素化の両立に向け、電源の6~7割を原発に依存するフランスと共に原子力を最大限活用する方針を確認した。

共同声明には、両国政府が原子力分野で取り組む行動計画が盛り込まれた。高速炉については、日仏の研究機関と民間企業が協力を強化し、新技術の開発・設計を推進。既存原発の長期運転に向け、設備の経年劣化を管理する研究を進める。原子炉部品や核燃料のサプライチェーン(供給網)の強化でも連携する。

西村氏は会談後、記者団に「今年度から3年間で高速炉開発に460億円(約3億ユーロ)を投資する」と説明した。 

高速炉は使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムなどを効率的に燃焼し、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の低減につながるとされる。米仏で研究開発が進む中、日本も2040年代に実証炉の稼働を目指している。

時事通信

topics
特に人気
オススメ

return to top