
米電気自動車メーカーのテスラは、ネバダ州の「ギガファクトリー」におけるリチウムイオン電池セルの製造と供給について日本のパナソニックと3年間の価格契約を結んだ。テスラが火曜日に明らかにした。
テスラとパナソニックは、電池合弁事業の生産能力増強について交渉中であると伝えられている。
パナソニックは5月に、テスラと共同で新型電池の開発に取り組んでいるとほのめかした。電池の高用量化を目指すと考えられる。
テスラの発表によると、先週締結され2020年4月1日に施行されたこの契約には、契約の最初の2年間のパナソニック側による生産能力の確約およびテスラ側による購入数量の確約の条件が定められている。
テスラはまた、パナソニックとの提携に関する一般取引条件も修正し、パナソニックが製造における一定のマイルストーンを達成してから10年後に期限が切れるよう変更した。
パナソニックはもはやテスラの独占的電池サプライヤーではないが、テスラの電気自動車の需要の急増に伴い米国における合弁電池事業を好転させることができた。
テスラは先月、3四半期連続で黒字を確保したと報告し、新型コロナウイルスのパンデミックの世界的な経済悪化にもかかわらずの好業績で投資家を驚かせた。
ロイター