
東京:指標となる東京の日経指数は7月6日、3日連続で上昇した。アジア市場の急伸は、世界的なコロナウィルス感染の逆戻りが続いていることに対する懸念で相殺された。
日経225指数は1.83%(407.96ポイント)高の22,714.44で引けた。一方、より広い銘柄を対象とするTOPIX指数は1.60%(24.82ポイント)高の1,577.15だった。
「アジア市場での急伸が(コロナウィルスの懸念で落ち込んでいた)センチメントの改善を助けた」と、岩井コスモ証券のブローカー堀内敏一は述べた。
週末に大規模な洪水と土砂崩れが日本の西部を襲ったが、「市場は概ねその影響を受け流した」と、堀内は言う。
しかし、多くの投資家は7月3日が米国の祝日だったことを受け、大きなポジションを取ることを控えた。
「今週の日本市場は抵抗ラインに直面する可能性が高い。新型コロナウィルスの感染第2波が拡大しており、一部の都市はロックダウンを検討している」と、岡三オンライン証券は言う。
「国内で感染者数が増加している」と同証券は述べ、日本当局が国民に再び外出を自粛し屋内から出ないことを要請する「可能性」があると示唆する。
「相場上昇は経済活動の順次再開が再び止まる心配で頭を抑えられる」と、岡三は述べた。
ドルは7月3日のロンドン市場では107.52円だったが、アジアの本日午後の取引では107.65円となっている。
主な株式銘柄の中で、通信・投資大手のソフトバンクグループが2.42%高の5,918円と急伸し、トヨタが1.44%高の6,859円、ソニーが0.91%高の7,580円となった。
AFP