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世界銀行首脳、アラムコのIPO計画の重要性を強調

25 Oct 2019
リヤドで開かれた「ドゥーイング・ビジネス」イベントで講演する世界銀行の開発経済担当ディレクターのシメオン・ジャンコフ氏。(提供されたもの)
リヤドで開かれた「ドゥーイング・ビジネス」イベントで講演する世界銀行の開発経済担当ディレクターのシメオン・ジャンコフ氏。(提供されたもの)
Updated 26 Oct 2019
25 Oct 2019

フランク・ケーン(リヤド)

  • 「サウジアラビアは成長と拡大のプラットフォームである」と大臣発言

世界銀行の上級幹部が22日(火)、アラブニュースの取材に対し、サウジアラムコ株の株式市場への公開は、サウジアラビア王国の改革のペースを維持するためにサウジ政府が実行しうる「唯一の重要な事」だと述べた。

世界銀行の開発経済担当ディレクターであるシメオン・ジャンコフ氏は、リヤドで開かれたイベント「ドゥーイング・ビジネス」で講演した。そのイベントでは、世界銀行がサウジアラビアについて、過去12ヵ月間において世界で最もビジネス環境が改善した国として評価していることが明かされた。

ジャンコフ氏は次のように述べた。「アラムコの新規株式公開(IPO)は極めて重要だ。おそらく、現在のビジネス環境下におけるあらゆる政策の中でも、サウジアラビアが実行しうる最大の事柄である。なぜなら、アラムコは巨大な世界的企業であり、誰もが知っている企業だからだ。同社のIPOはこれまで何度も延期されてきており、本当に実行されるのか、疑問も出始めている」

さらに、同王国の中小企業規制の進捗状況に注目した「ドゥーイング・ビジネス」レポートの創立者でもあるジャンコフ氏は、こう付言した。「私は今、小規模企業にについては、幾ばくかの開放と改善がみられたと思っている。次の問題は、サウジアラムコが自身を株式投資家に対して開放し、サウジが本当にビジネスに対して開放的になるかどうかということだ」

「アラムコのIPOは、サウジアラビアをビジネスに対して開放するために同国政府が実行しうる唯一かつ最重要な政策であり、すべての人がそれを待ち望んでる」と同氏は続けた。

透明性

アラムコは先週末、IPOを発表する寸前だったが、株価の最大化のため一層の検討を促す金融機関の助言を受けて撤回した。

サウジのマジッド・アル・カサビ商業投資大臣は、アラムコのIPOについては特別委員会が処理しており、自らは具体的には説明できないと述べた。

しかし、同大臣は次のように付け加えた。「一般的に、IPOには、透明性、通商、投資、そして成長のために行うという原則がある。サウジアラビアは歴史的に通商の国であり、成長と拡大のプラットフォームだ。IPOのような手段は、サウジへの投資を促すことになるだろう」

ジャンコフ氏は、サウジにとっての別の優先事項は、新興ビジネスを阻害する古風な慣行に代わる、破産・倒産に関する新しい規則を完全に施行することだと述べた。

「最近は変化もみられるが、そうした慣行は今なお、裁判において採用されなければならなくなっている。法案を可決することと、裁判官と裁判所がその規則を履行するために採るべき方法を理解することは別物だ」と、同氏は述べた。

「破産が容易になれば、最初の段階からより多くの人々がビジネスを開始する決定を下し、リスクを負うようになる。問題なのは、本日のレポートにおいて我々が見てきたように、今や事業セクターに参入することは容易になっているものの、人々がいまだに、その破産・倒産制度が適応するかどうかを見極めるまで待機している状態になっていることだ」と、同氏は付言した。

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