
米ファストフード大手マクドナルドは28日、保有する日本マクドナルドホールディングスの株式の一部を売却する方針を明らかにした。
保有比率を現在の約50%から35%程度まで引き下げるという。オザン最高財務責任者(CFO)が2020年4~6月期決算に関する電話会見で語った。
オザンCFOは「過去数年間の日本事業の強固な実績と現地の経営陣への信頼」を踏まえ、「持ち株を段階的に減らす適切な時期」と判断したと説明。
35%程度の保有は「日本事業に関与を続ける決意を示している」と述べた。ただ、「日本株は取引量が少ないため、(売却には)時間がかかる」との見方を示した。
4~6月期決算によると、米マクドナルドの純利益は前年同期比68%減、売上高は30%減だった。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大半の店舗がサービスをドライブスルーや持ち帰りに限定していることが業績を圧迫している。
JIJI Press