
アラブニュース
ドバイ: ドバイが作成した現地、地域、および国際イスラム経済に関する新たな調査結果によれば、世界のハラル経済は2024年までに3兆2,000億ドル相当になることが見込まれる。
ドバイ空港フリーゾーン(DAFZA)が執筆した『ドバイ-ハラル産業のためのグローバルゲートウェイ:ステップバイステップガイド』の第2版は、世界のイスラム経済内のさまざまな部門の見通しを検討している。
成長可能性に関しては食品・飲料産業が首位にランクされ、2021年までに2兆ドル規模になるとする。2番目に人気の産業部門はモデストファッション(肌の露出を抑えた女性ファッション)で、2,830億ドルと見積もられた。
この報告書は業界のその他のキープレイヤーとして、イスラム教をテーマとするメディア、ハラル医薬品、およびハラル化粧品を挙げた。
この報告書は、ハラル産業に対するコロナウィルスパンデミックの影響についても概要を述べ、旅行、イスラム金融、およびモデストファッションが最も影響を受けたと説明する。
「このガイドはハラル経済の中核的な産業部門を取り巻くチャンスを詳細に述べ、トレンドの概要を説明し、戦略的な洞察を提供することで、イスラム経済に投資して持続的な成長と繁栄の有望さから利益を得たいと考える起業家や企業の知識を豊かにする」と、DAFZAの事務局長補佐アムナ・ロータは述べた。
これより前に公表された報告書『世界のイスラム経済の状況報告書2019/2020』は、2018年の世界のイスラム産業の価値を2兆2,000億ドルと認め、その内の12%を食品、医薬品、およびライフスタイル部門が占めるとしていた。