アラブニュース
ロンドン: サウジ電気社は今週、可能性のあるグリーンイスラム債の販売を前に、決算報告会の開催を計画している。
この公共事業会社は、資金調達のため国際債券市場を利用しようとしている同地域の多くの企業や政府のうちの1つである。
決算報告会は、気候変動の緩和を目的とするグリーン・スクーク・フレームワーク(GSF)の公表に続いて行われる。
タダウル(サウジ証券取引所)の声明よれば、同社はHSBCとMUFGを、共同主幹事のファイースト・アブダビ銀行、JPモルガン、スタンダードチャータード銀行と共に、グリーン・ストラクチャリング・アドバイザーに任命した。
最近数週間において湾岸地域のあちこちの市場で立て続けに行われた債券の売出しは、同地域の多くの債券発行者の高い格付けに引きつけられた世界中の投資家から、大きな関心を集めてきた。バーレーン、アブダビ、およびドバイは、すでに発表されている政府債発行者の一部である。一方でいくつかの企業も、石油価格の下落とコロナウィルスパンデミックにより活動を促され、市場に参入してきた。
サウジ電気は、グリーン・スクークの下で資格を与えられ、さまざまな環境および社会的利益の提供に結び付けられる、適格なプロジェクトのポートフォリオを特定したと述べた。
これには、スマートメータープロジェクトや、再生可能エネルギーの統合が含まれると、同社は言う。
この公共事業会社は、国連気候変動枠組条約に対する同国の深い関与、およびサウジビジョン2030に含まれる同国自身の持続可能な開発目標に貢献することができると期待する。
これには、妥当な価格設定のクリーンエネルギーや再生可能エネルギー最大27.6ギガワットを2025年までに送電網へ統合することや、1,000万台のスマートメーターを必要とする。同社はこれらのプロジェクトに対して、95.6億サウジアラビアリヤルの投資を期待する。