
エルサレム:ドバイのDPワールドはイスラエルのグループと提携して、イスラエルの2つの主要港の1つに入札し、中東の2国家間の直送ラインを開くことを検討している、と水曜日に語った。
発表は、イスラエルとアラブ首長国連邦が関係を正常化する歴史的合意に署名した翌日に行われ、貿易と経済協力の大きな進展を示す。
香港からブエノスアイレスまで港湾を管理するドバイ国有のDPワールドは、イスラエルの2つの主要な海上ターミナルの1つである地中海のハイファ港の民営化への共同入札をなどイスラエルのドーバータワーと一連の合意に署名した。
「イスラエルには、アシュドッド港とハイファ港の2港がある。これらは立地に優れた強力な港だ。機会さえあれば、その進出を妨げるものはない。」DPワールドのスルタン・アフマド・ビン・スラエーム会長がアラビーヤテレビに語った。
ドーバータワーは、イスラエルの実業家シュロミ・フォーゲル氏が所有する。イスラエル造船所の株主であり、エイラト港のパートナーである。
フォーゲル氏は、今回の取引の結果、ハイファ民営化の入札に参加する合弁事業について、イスラエル造船所と協力することになると語った。
DPワールドとドーバータワーは、紅海のエイラット港と中東最大の積み替えハブであるドバイのジュベル・アリ間の直送ラインの開設についても検討する予定であると語った。
「UAE、イスラエル、さらにその先の貿易ルートを構築するための我々の取り組みは、顧客がこの地域でより容易で効率的にビジネスを行うのに役立つだろう」とビン・スラエーム氏は述べた。
イスラエルは国有港を売却し、競争を促進してコストを下げるために新たなプライベートドックを建設している。
ハイファ港は、中国の上海国際港湾グループがそのエリアで建設している近代的な港と競争するためにアップグレードの必要がある。
イスラエル造船所とドバイのドライドックワールドも、ドバイでの製品生産とマーケティングの提携を検討している。
ロイター