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「国際手配取り下げに期待」=レバノンで投資も―ゴーン被告

ゴーン被告はブラジル生まれで、同国籍を保有している。2019年末の逃亡劇をめぐって「日本(の当局)はとても組織立っており、それ故にとても(行動を)予見しやすい。非常にシンプルに、素早く出国した」と語り、脱出が比較的容易だったと明かした。(AFP)
ゴーン被告はブラジル生まれで、同国籍を保有している。2019年末の逃亡劇をめぐって「日本(の当局)はとても組織立っており、それ故にとても(行動を)予見しやすい。非常にシンプルに、素早く出国した」と語り、脱出が比較的容易だったと明かした。(AFP)
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29 Mar 2021 08:03:15 GMT9
29 Mar 2021 08:03:15 GMT9

【サンパウロ時事】保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(67)は、28日に放送されたCNNブラジルとのインタビューで、「いつの日か国際刑事警察機構(ICPO)の国際手配が取り下げられると期待している」と語った。また、日本の司法制度については「『ギブ・アンド・テーク』(司法取引)が存在しない」と批判した。

ゴーン被告はブラジル生まれで、同国籍を保有している。2019年末の逃亡劇をめぐって「日本(の当局)はとても組織立っており、それ故にとても(行動を)予見しやすい。非常にシンプルに、素早く出国した」と語り、脱出が比較的容易だったと明かした。

ただ、逃亡の手法については「当時私を助けてくれた人たちを危険にさらすことになりかねない」と述べ、詳細には触れなかった。 

東京地検特捜部は22日、逃亡を助けたとして、犯人隠避罪で米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員のマイケル・テイラー被告と息子の2人を起訴した。ゴーン被告は、こうした事実に関し「日本で逮捕されている人たちは誰であれ心配されるべきだ。なぜなら、日本には(司法)システムから無傷で逃れるすべはないからだ」と訴えた。
 一方、自身の近況を「現在、大学で多くの時間を過ごしている。レバノンの大学を支援する多くのプログラムを実施しており、投資活動もしている」と説明。「レバノンで政治家になる計画はない」と現地政界入りのうわさを否定した。

JIJI Press 

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