ワシントン時事:20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するため訪米中の鈴木俊一財務相は12日、記者団の取材に応じ、円安に関して「動きが重要であり、もし必要であれば確固たる対応を取る」と追加介入を辞さない構えを改めて示した。外国為替相場は1ドル=146円台で推移しており、訪米中の鈴木氏は市場をけん制する発言を繰り返している。
鈴木氏は「今まで言っていることであり、その考えに変更はない」と強調した。鈴木氏は11日にも時事通信の取材に対し、「必要があれば必要な措置を取る考えは変わらない」と述べていた。
政府・日銀は9月、急速な円安に歯止めをかけるため、約24年ぶりの円買い・ドル売り介入を実施した。
時事通信