
ドバイ: UAE中央銀行は、銀行は国の財政安定を守るため、資金洗浄防止対策を強化すべきと述べた。
「金融犯罪のリスクを軽減するため、銀行は資金洗浄やテロの資金調達をなくすよう一層努力しないといけない」と声明の中で述べた。
UAE中央銀行によると、30万人以上の個人、約1万の中小企業と1,500以上の民間企業が 、新型コロナウィルス感染拡大のインパクトを緩和するために導入された500億ディルハム(140億ドル)の流動性スキームの恩恵を受けたという。
水曜日、UAE(アラブ首長国連邦)は新型コロナウィルス流行開始以来、最も多い一日の感染者数を報告した。
別の報告で、UAE中央銀行は今週、国の経済は今年恐らく5.2%収縮すると述べ、ウィルス抑制措置が貿易や観光のような部門に損害を与えたことにより、前回の3.6%収縮予想から下方修正した。
また、工業生産は「サプライチェーンの崩壊、限られた輸出機会、国内需要の低下によって」減少したと述べた。
国営メディアの報告によると、UAEは木曜日、 感染拡大により外国人旅行者へのビザ発行が6ヶ月間停止されていた全7地域へのビザ発行を再開すると述べたという。
観光とビジネスの中心地であり、UAEを構成する7首長国の1つであるドバイは既に7月にビザを解禁している。
連邦アイデンティティ・市民権庁(The Federal Authority for Identity and Citizenship)は国営メディアの声明の中で、経済回復計画支援と、湾岸諸国の新型コロナウィルスの制限緩和の一環としてこの決断をしたと述べた。
ペルシャ湾の全6アラブ諸国は国内の外出禁止令と封鎖を解除した。しかし、石油を産出する地域では感染者数の合計が80万人以上、死者が6,800人以上であり、集会や海外旅行への制限は残っている。
ロイター