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シンガポールのインフルエンサープラットフォームが中東でサービス開始

30才のサウジ人ファッションインフルエンサー、ファイサル・アルガザウィ。(ソーシャルメディア)
30才のサウジ人ファッションインフルエンサー、ファイサル・アルガザウィ。(ソーシャルメディア)
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03 Jan 2021 07:01:49 GMT9
03 Jan 2021 07:01:49 GMT9
  • インフルエンサー市場はインフルエンサーとブランドの両方に大きな利益をもたらしてきた

ディマ・アルクデア

ジッダ:シンガポールのAnyMindグループが中東で新たなインフルエンサーマーケティングサービスを開始した。

2016年4月にサービスを開始したAnyTagは、マーケッターが小規模なフォロワーグループを持つ「マイクロユーザー」からフォロワー数100万人超えのトップセレブまで、180,000人以上のインフルエンサーを雇ってマーケティングキャンペーンを行うことができるプラットフォームである。

約100万人のフォロワーを持つ30才のサウジ人ファッションインフルエンサー、ファイサル・アルガザウィは、代理店と連携することでインフルエンサーが適切なブランドとつながりやすくなると言う。

「私は独立したインフルエンサーだったが、(今は)AQ Agencyと一緒に働いている。彼らは私のブランドについてすべて把握しており、驚いた。また、私がインフルエンサーとなることで目指していること、つまりオーディエンスがより良い選択をし、学び、願わくは幸せな人生を生きるのを手伝うという目標を達成する助けとなってくれた」と、彼は述べた。

アルガザウィによれば、インフルエンサーは製品の宣伝、イベントの開催、および「ブランドアンバサダー」になることを通して収入を得ている。一部のインフルエンサーは1人で働くことを好む一方で、アルガザウィは特に「対立を嫌が」らない代理店との連携における共同作業的な側面を楽しんでいると言う。

「最近では、ほぼすべての人が『イエスマン』になっている」と彼は言う。「求めているものが何であれ、良くも悪くも、それらのイエスマンたちは否定するよりもただイエスと言うだけのことが多い。それが望んでいない結果につながっている」

インフルエンサー市場は、特に短期間で消費される商品(FMCG)分野に携わるインフルエンサーとブランドの両方に対し、非常に多くの利益をもたらしてきた。インフルエンサーマーケティングは2022年までに全世界で150億ドル相当の規模になると予想されている。

ニューヨークに本部を置くコンサルティング会社Duff & Phelpsの世界的な調査では、FMCG企業のほぼ半数のマーケッターが2021年にマーケティング予算全体の31~50%をインフルエンサーに対して使うだろうと言っていることが明らかになった。

Duff & Phelpsによれば、1人のインフルエンサーに使う金額の世界的な平均値は22,151ドルだという。サウジアラビアはこの調査に含まれていないが、UAEにおける同金額の平均値は世界平均よりも低い15,612ドルだった。

この調査は、FMCG企業の3分の1のマーケッターが、最も成功したインフルエンサーキャンペーンは250,000~500,000ドル相当の売上をもたらしたと述べていることも明らかにした。しかしながら、回答者の4分の1はインフルエンサーとのネガティブな関係性から100,000~250,000ドルの打撃を受け、5分の1はさらに大きく500,000ドル規模の打撃を受けたと述べている。

「誰と一緒に働くかをしっかりと精査することが非常に重要」と、報告書は助言している。

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