ディーマ・アル=クデール

ジェッダ：サウジアラビア保健省のスポークスマン、ムハンマド・アル＝アブド・アル=アリー博士は月曜日、同国で新たに154名のコロナウイルス疾患（COVID-19）の感染があり、そのうちの16例は海外からの帰国者/入国者のものであると発表した。

「海外からの感染者は、サウジアラビア入国して以来隔離されていました」と、COVID-19に関連した同国の最新情報を発表する日例記者会見で、アル=アリー博士は語った。.

サウジアラビア政府は、同国の公営と民間の医療施設ですべてのCOVID-19患者に無料で治療を行うと発表した。

この王室政令を発表したサウジ保健相、タウフィーク・アル=ラビア博士は、無料治療の対象には、市民・住民、および居住法に違反している者も含まれると述べた。.

アル=アリー博士は次のように語っている。「この措置は、保健相が強調したように、間違いなくサウジアラビアでは慣習的なものですが、非常に重要な人道的ステップです。今回の対応は、サウジアラビアのコミュニティに最高レベルの保護と健康への安全を提供するために国が取ってきたこれまでのすべての対策に追加されるものです。」

アル=アリー博士はまた、最新の感染者の内訳を発表している。マッカで最も多く40名が報告され、続いてダンマン（34名）、リヤド（22名）、メディナ（22名）となっている。ジェッダ、フフーフ、アルコバール、カティーフ、ターイフの各都市でも、少数の症例が見つかった。

タブーク、ブライダ、ヤンブー、アルラス、ハミース・ムシャイト、ダーラン、サムタ、アル=ダワドミの各地ではそれぞれ1例が報告されている。.

「これにより、サウジアラビアで確認されたコロナウイルスの感染者総数は1,453名となりました。ほとんどの患者は安定した状態にあり、希望が持てる結果を示しています」とアル=アリー博士はコメントした。

22名の感染者が、深刻な容態のため依然として集中治療を受けている、と同博士は語り、「追加の死亡例は報告されておらず、49名の新たな感染者が治療を受けており、回復した感染者の総数は115名となっています」と付け加えた。

世界中で報告されているCOVID-19の感染者数は734,000名に達している。そのうち約34,000名が死亡し、約152,000人が回復している。

内務省のスポークスマン、タラール・アル=シャルフーブ氏は、さらなる予防策として、マッカの多くの地域を隔離すると明らかにした。

この隔離策は、サウジアラビアにおけるウイルスの蔓延を食い止め、市民と住民の健康と安全を守るために導入されるものだ、とアル=シャルフーブ氏は説明している。

同氏によれば、隔離措置はアジャド、マサフィ、ミスファラ、アル=フジュン、アル=ナッカサ、ホシュ・バクルの各地で実施される。

また、隔離措置とは「対象地域からの / への出入りの禁止…および毎日24時間を通した旅行の禁止で、期間は3月30日午後3時から追って通知があるまでの間となります」と付け加えた。

指定された一部のマッカ地区の居住者は、「午前6時から午後3時の間、隔離措置の範囲内」で、医療品・食料品などの必需品調達のために自宅を離れることができる。

同省は、外出制限時間中に許可されるあらゆる活動は、関係当局が定めた手続きと管理に従い、最も厳しい制限のもとで実施されるべきであると述べた。.

集中治療室のサウジアラビア人患者の一人、モアヤド・カシュカリ氏は、何らかの症状を経験した場合は医師の診察を受けるよう、すべての居住者に促している。

新たな王室政令について、カシュカリ氏は次のようにコメントしている：「これはサウジアラビアに住むすべての人々への呼びかけであり、居住規定に違反しているとか、居住期間を超過しているといった問題には関係ありません。病院のドアはすべての人のために開かれており、たとえ居住期間を超過していても拒否されることはありません。」

「皆が治療を受けて、完全に回復して家に帰ることができるでしょう。自分の健康と家族の幸福を守るため、すべての居住者は必要に応じてこの無料治療を利用しなければなりません。感染はある人にとっては致命的ではなくても、他の誰かにとっては致命的になるかも知れないのです。」

「皆がお互いに協力して、各自責任を以て行動するようにしてください。」”