
東芝は7日、人工知能(AI)分野の技術者を約3倍に増やす計画を発表した。グループで750人いるAI技術者を2022年度までに2000人体制に拡大する。研究開発を加速し、ビッグデータの活用などを推進するのが狙いだ。
東大大学院情報理工学系研究科と共同開発した教育プログラムを12月にグループで導入。知識を学ぶだけでなく、東芝が持つ製造現場のビッグデータを教材として活用する。
グループの社員350人が受講予定。このほか社内研修で700人、新卒・中途採用で200人を確保する。
電機大手はAIなど先端技術者の確保を急いでいる。日立製作所は、研究開発グループのデジタル人材を21年度までに2000人と、18年度の1.6倍にする計画を公表している。