タレック・アル・タカフィ

メッカ：サウジアラビアの科学技術チームは、リジェネロン国際科学技術フェア（ISEF）で、23の主要賞と4つの特別賞を含む27の賞を獲得し、日曜日に王国に帰国した。

5月13日から19日まで米国で開催されたISEFのイベントには、70か国以上から1800人以上が参加した。

サウジアラビアからは、アブドルアジーズ国王と同志による才能と創造性のための財団（マウィバ）、および教育省が代表として参加した。

チームは、リヤドのキング・ハーリド国際空港で、マウィバの理事長であるファイサル・アル・ダーウィッシュ氏、マウィバの事務局長であるアマル・アル・ハザー博士、教育省次官のムハンマド・アル・ムクビル博士、その他政府および民間部門の関係者らによって迎えられた。

王国はこのイベントの公式スポンサーでもあり、エネルギー部門の優秀プロジェクトに18の特別賞を授与した。

ISEFは、大学入学前の学生らが参加する最大の科学研究・イノベーションのコンテストだ。

サウジアラビアチームは1位を2つ、2位、3位、4位をそれぞれ7つ受賞した。

今回の受賞により、2007年の参加開始以来、ISEFにおけるサウジアラビアの受賞数は、主要賞92、特別賞41の合計133となった。

ムハンマド・アル・アルファジュ氏は、燃料や空気に含まれる二酸化炭素（CO2）を、接触液を使って高効率・低コストで凍結回収することに焦点を当てたプロジェクトで、環境工学部門の1位を受賞した。

アル・アルファジュ氏はアラブニュースに次のように語った。「今回の受賞は、私たち学生や研究機関にとってだけでなく、国家的な快挙です。これは、継続的な作業と絶え間ない努力の結果です。私たちは、このような評価を受ける瞬間を迎えるため、常に黙々と研究に取り組んできました」

「このプロジェクトは、教育の質と進歩を反映し、世界的なコンテストやフォーラムで王国を代表することができる才能ある人物を育成・支援することの重要性を強調する先進的な科学・知識モデル、そして名誉ある事例を提示しました」

また、「今回応募・受賞したプロジェクトは、審査員、科学者、監督者、専門家から成るグループによる監督を経て、受賞に至りました」とアル・アルファジュ氏は付け加えた。

ファイサル・アル・ムハイシュ氏は、「高効率・低コストの海水水素製造のための有機金属骨格ベースの電極触媒」に焦点を当てたプロジェクトで化学部門の1位を受賞した。

アル・ムハイシュ氏はアラブニュースに対し、サウジアラビアの学生が前年度から高い水準を維持していたことが、今回の受賞につながったと語った。

また、「マウィバの監督者は常に、可能な限り最善の方法で王国を代表し、王国の発展に貢献し、この国の繁栄のために熱心に働くことの重要性を強調しています」と述べた。

「この国の息子と娘たちは、この国の建設者であり、柱であり、その経済発展において重要かつ効果的な役割を担っています。技術革新とその普及は、王国のビジョン2030に沿った発展と成功に欠かせない柱です」

「王国は創造的な能力に富んでおり、毎年、私たちは創造的な経験をより深めていると感じています。その使命と道はバラで覆われていたわけではなく、疲弊と苦労を伴うものであり、国民のために努力を惜しまず、国民を際立たせ、国民に知性を備えるためにあらゆるものを提供してきた国家によって支えられました。これにより、国際フォーラムにおいて、卓越した地位を維持することができています」

植物科学の分野で3位を獲得したリアン・アル・マリキ氏は、酸化鉄ナノ粒子が小麦植物の成長、生存、毒性に及ぼす影響に関する自身のプロジェクトについてアラブニュースに語った。彼女はその経験を「夢のようだった」と表現した。

アル・マリキ氏は、受賞に至るまでの数週間、分子細胞生物学、物理エネルギー、医学および環境工学など、さまざまな医学、科学、生物学、および物理学の分野で各人が研究を続けてきたと述べた。

マウィバのメディアディレクターであるマジェド ・アル・カナニ氏は、米国での功績は国家にとって大きな成果であり、マウィバと教育省との重要な統合パートナーシップを反映していると述べ、次のように続けた。

「この成功は、何千人もの教育監督者や英才教育管理者が貢献した集団的、組織的な取り組みの結果です」

「今回の受賞は、国際舞台でその価値と卓越性を証明したサウジアラビアの才能の勝利です。優秀な人材は、高いレベルの責任感と創造性を発揮しました。彼らはサウジアラビア人の誇りを高め、統合された知識システムの実現と研究志向の科学的思想家の育成に貢献しました」