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サウジアラビアの減産により原油価格が上昇

新型コロナ感染者が急増する中でいくつかの経済大国が再度ロックダウンを実施しており、原油価格の再度の落ち込みを心配するアナリストもいた。(AP/資料写真)
新型コロナ感染者が急増する中でいくつかの経済大国が再度ロックダウンを実施しており、原油価格の再度の落ち込みを心配するアナリストもいた。(AP/資料写真)
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13 Jan 2021 11:01:40 GMT9
13 Jan 2021 11:01:40 GMT9

フランク・ケイン

ドバイ:12日、原油価格がパンデミック以前の水準に急回復した。先週サウジアラビアが1日当たりさらに100万バレル減産するという驚くべき決定を下したが、それを受けてのものだ。

国際的な指標であるブレント原油は2020年の2月以降初めて1バレル56ドルを突破。当時は、全世界の石油需要が経済的ロックダウンの影響を受ける(特に輸送燃料で顕著)前だった。

サウジアラビアとロシアが率いるOPECプラスの先週の会合が分裂の様相を呈した後、サウジのエネルギー相を務めるアブドゥル・アジズ・ビン・サルマン王子は、世界のエネルギー市場への「善意のしるし」として今後2か月間さらに100万バレル減産すると表明した。「私たちは今後も市場をサポートし続け、業界をサポートし続けます。私たちは石油業界の守護者です」と王子は述べた。

新型コロナ感染者が急増する中でいくつかの経済大国が再度ロックダウンを実施しており、原油価格の再度の落ち込みを心配するアナリストもいた。サウジの動きはそのような脅威を食い止めるもので、専門家は予測を修正している。

ゴールドマン・サックスのアナリスト、ダミアン・クルヴァラン氏は「サウジアラビアの一方的かつ予想外の減産は、ウイルスの急速な拡大による需要への短期的なマイナス影響を和らげるでしょう」とコメント。ゴールドマン・サックスは、想定よりも早く今年の夏に1バレル65ドルに到達すると予測している。

コメルツ銀行のエウゲン・ワインバーグ氏はこう語る。「サウジアラビアは自主的な追加減産により、市場がどちらかといえば供給不足であることを請け合っているのです」

原油価格の上昇は、苦境にある米国のシェールガス生産者の増産を助けるものでもある。しかしクルヴァラン氏は、米国の基準であるWTI原油が60~65ドルまで回復しない限り、今年の米国では石油関連の動きは乏しくなるだろうと述べている。

11日のWTIは1バレル53ドルで、同じくパンデミック後の最高値を記録した。

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