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日中、信頼構築へ対話模索＝台湾問題で緊張継続
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24 Oct 2022 12:10:16 GMT9
24 Oct 2022 12:10:16 GMT9
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中国共産党の習近平総書記（国家主席）の３期目入りを受け、日中両国は信頼関係の構築に向けた首脳間の対話を改めて模索する。国交正常化から５０年を迎えた９月は、岸田文雄首相と習氏が互いにメッセージを交換したが、昨年１０月の電話会談以来となる対話は実現しないまま。台湾情勢を巡る緊張も両国関係に影を落とす。
岸田氏は９月のメッセージで「建設的かつ安定的な日中関係の構築」を重ねて強調。習氏も「私は中日関係の発展を非常に重視している」と応じた。米中対立が長期化する中、中国は対日関係のこれ以上の悪化を避けたい思惑があるとみられ、日本側も「課題があっても意思疎通を重ねる」（外交筋）考えだ。両国は、１１月にインドネシアで行われる２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）などの場での会談を模索する。
一方、中国は台湾問題での日本の対応や、日本と周辺国との連携強化を警戒する。８月に台湾周辺で行った中国の軍事演習では、日本を含む主要７カ国（Ｇ７）外相の批判声明を受け、日中外相会談が直前に見送られた。直近の岸田氏のオーストラリア訪問に関しても、日米豪印の４カ国の枠組み「クアッド」を念頭に、「日豪は独自の外交構想を持たないまま、米国に踊らされている」（党機関紙・人民日報系の環球時報英語版）と主張した。
時事通信
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