
ラマ・アルハマウィ
リヤド:エジプトの国際協力大臣であるラニア・ アル・マシャートの大臣によると、新型コロナウイルスのパンデミックから得られた予想外の利点の1つは、国家間の協力を増加させる必要性である。
中小企業への支援の後押しや、各国がお互いに依存しており、単独では生き残れないという認識が、さらなる恩恵をもたらしたと、ラニア・アル・マシャートはアラブニュースに語った。
彼女は、COVID-19が世界規模のパートナーシップを生み出し、それが医療のプロセスを後押ししたと述べ、多国間主義こそが未来であるという考えをさらに強調した。
「COVIDには希望の光があると思います。私たちが見てきたのは、様々な国がビジネスが完全に停止しないように流動性を提供するとともに、政府が民間家庭や民間企業を優先的に支援したことです」と、アル・マシャートはリヤドで先週、未来投資イニシアチブ(FII)の第三者の立場でのインタビューで語った。
「また、貿易や経済活動の面で世界的に見た収縮を踏まえて、失われるであろう雇用を減らすための与信延長もありましたし、政府だけですべてを行うことはできないということが明らかになりました」と彼女は語る。
改革と回復は継続的なプロセスであり、多国間のスペクトラムで、アイデアやイノベーションを提供しながら進めていかなければならない。医療、インフラ、技術開発のいずれの分野においても、パンデミックは各国の協力のあり方を変えてしまったと大臣は述べた。
COVID-19の初期段階で、人々は国家が分裂し、孤立すると考えていた。しかし、そうはならなかったとアル・マシャートは語る。「4月か5月になると、そのレトリックは変わりました」
「各国間と国内での協力の高まりにつながりました。誰も特効薬を持っていませんし、決定的な答えもありませんが、それぞれのレベルや規模で、誰もが解決策を見つけることに貢献しなければなりませんでした」と彼女は語る。
ワクチンの作成と供給、相互に合意した渡航制限の維持のための国家間の協力的な努力は、今後も続くであろう多国間主義を反映したものであるとアル・マシャートは述べた。
「COVIDの期間中、そして現在、循環しているコンセプトの一つは、ステークホルダー資本主義であり、これは政府、民間企業、市民社会、国際社会を問わず、誰もが、このパンデミックから回復し、乗り切るために果たすべき役割があることを意味する」と彼女は語った。