
東京:ロイヤル・ダッチ・シェルと、日本の三菱商事が所有する再生可能エネルギー企業のエネコが欧州アマゾンの設備に洋上風力発電所からの電気を供給すると月曜に発表した。
大手小売企業のアマゾンは、環境活動家らから二酸化炭素排出量の問題に対して圧力がかけられており、2040年まえに二酸化炭素排出量をゼロにすることを宣言している。2024年から、 Hollandske Kust Noordの洋上風力発電所から380メガワット(MW)が供給される契約で、シェルとエネコの共同で建設中であると、2社のエネルギー企業は契約の詳細を明らかにせずに述べた。
シェルは個別の発表で、エネコは130メガワット、シェルが250メガワットを供給する契約だとしている。
アマゾンは今のところコメントの発表は予定していない。
オランダの海岸沖にあるHollandse Kust Noordは、最大759メガワットの供給量が可能で、2023年から運転が開始される予定となっており、年間に少なくとも3.3テラワット時を供給可能であるとエネコは述べた。
三菱商事は、日本の中部電力と共に昨年オランダのエネルギー企業エネコを41億ユーロ(49億ドル)で買収した。
シェルのような世界の石油・ガス企業だけでなく、日本の貿易企業もどんどんクリーンエネルギーに注視するようになっており、世界が石炭その他の化石燃料から離れる動きに仲間入りしている。
アマゾンは100憶点以上の商品を配送し、交通及びデータセンターの二酸化炭素排出量が非常に多いため、環境活動家からの抗議を受けており、また同社の従業員らも気候変動対策を取るよう求めている。