千代田化工建設は9日、仏エンジニアリング大手と共同で、中東カタールの国営石油会社から液化天然ガス(LNG)輸出基地の建設工事を受注したと発表した。総額1兆数千億円規模の巨額プロジェクトで、受注額は両社で折半する。
同国北東部で産出される天然ガスを液化するプラントを4基整備する計画で、2025~27年の完成を見込む。二酸化炭素(CO2)を回収して温室効果ガス排出を減らす設備も整備する。
完成すれば、同国のLNG生産量は現在と比べて約4割増の年1億1000万トンとなる。
JIJI Press