
リヤド:サウジアラビアにおける5Gサービスは2020年の第4四半期に拡大傾向を見せ、これまでカバー圏外だった7つの都市や市町村にも到達する予定である。サウジ通信情報技術委員会(CITC)が水曜日に発表した。
7都市・市町村が加わることで、サウジアラビアでは5Gサービス対象エリアが全国各州の51の都市や市町村に広がることになる。
インターネット速度とデジタルコンテンツのアクセス速度に関するCITCの四半期レポート「Meqyas」で、サウジアラビアにおける5Gサービスの普及率では44の都市や市町村をカバーするザイン(Zain)が業界首位にあり、次いで22の都市や市町村をカバーするサウジ電気通信会社(STC)、そして第3位は21の都市や市町村をカバーするMobilyであることが分かった。
同レポートによると、サウジアラビアにおける5Gの平均ダウンロード速度は315.55Mbpsであり、5Gサービスのモバイルインターネットの平均ダウンロード速度においてはSTCが最大342.35Mbpsで最高速度を記録し首位に立ち、続いてザインが平均338.12 Mbpsで2位、Mobilyが平均220.86Mbpsで3位となっている。
「Meqyas」レポートではさらに、5Gサービスの展開においては、サウジアラビアのすべての州においてザインが通信サービスプロバイダーのパフォーマンスをリードしていることが明らかになった。例外はマッカ州で、同州では2020年の最終四半期にMobilyが最高のパフォーマンスを記録した。