
ソニーは24日、2021年度の年間一時金について、過去最高の7.0カ月分を支給すると労働組合に回答した。労組の要求(6.9カ月)を上回る異例の対応。21年3月期の連結純利益が初めて1兆円を超える見通しで、好調な業績を反映した。
一般企業の月額の基本給に当たる「ベース給」の水準も引き上げる。全社員平均の昇給率は2%超となる。ソニーは電機大手の統一交渉に加わっておらず、定期昇給や一律のベースアップは行っていない。
ソニーの業績は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり需要」を捉えて好調に推移。東宝と共同配給したアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は大ヒットを記録した。
JIJI Press