
アラブニュース
リヤド: サウジアラビア政府が、昨年新型コロナにより一時停止した観光ビザの発給を間もなく再開する方針、とブルームバーグが当局者情報をもとに報じた。
さらに、サウジアラビアは中東・ヨーロッパ各国と協力し観光を促進するため手続きを統合すべく動いている、と当局者は語った。26日に匿名を条件に明かされた未公開情報だ。
外国人観光客の誘致は、サウジアラビア経済が石油への依存を減らすうえで要となる政策だ。サウジアラビアは長らく、メッカ巡礼を除き世界で最も入国が困難な国だったが、2019年9月に国境を開放した。
2030年までに観光部門の収益がGDPの10%を占めるよう目指しているが、新型コロナ感染症により計画が頓挫した状態が続いている。2020年2月に観光客の入国を制限した後、当局は新型コロナウィルスまん延防止のため、観光目的の出入国をすべて一時停止している。