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サウジアラビア、石油輸出額が75%増で非石油部門も高水準

今年の3月も輸出の大部分は石油で、輸出額の70%(199.1億ドル)を占めている。(AFP/資料写真)
今年の3月も輸出の大部分は石油で、輸出額の70%(199.1億ドル)を占めている。(AFP/資料写真)
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28 May 2021 08:05:04 GMT9
28 May 2021 08:05:04 GMT9
  • 27日の石油価格は若干低下した

アラブニュース

リヤド: 公式データによると、サウジアラビアの石油輸出額は3月に対前年比75%増の523億リヤル(199.1億ドル)、非石油部門の輸出額は43%増の59.6億ドルとなり、2018年7月以来の最高額となった。

サウジ総合統計庁(GASTAT)の報告によると、昨年初めには新型コロナ感染症による世界経済への悪影響が明らかになったため、昨年3月の石油価格は1バレル約34ドルまで下落した。

今年の3月も輸出の大半は石油で、輸出額の70%(199.1億ドル)を占めている。

27日の石油価格は若干低下した。ブレント原油先物価格は60セント(0.9%)下落し1バレル68.27ドル、米国ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物価格は57セント(0.9%)下落し1バレル65.64ドルとなった。

加えて、GASTATによると非石油部門の輸出額は3月に対前年比43%増の59.6億ドルとなり、ここ20か月間で最高額となった。総輸出額は2月から3月にかけて141億ドル増加した。

3月の輸出急増の最大の要因は、光学、医療、手術用器具、時計部門で、261%増加した。輸出額が最も伸びた部門の1つは、プラスチック・ゴム・それぞれの加工製品で、58%増の20億ドルだった。

さらに、車両・航空機・船舶・関連輸送設備の輸出額は240%増加したが、食品・タバコ部門はわずか6%の増加にとどまった。

輸送手段はいまだに海路が主流で、非石油部門輸出の74.1%を占め、陸路(16.7%)空路(9.2%)が続いた。

IHSマークイットが発表した購買担当者景気指数(PMI)速報値によると、4月のサウジアラビアの非石油民間部門の企業活動は、コロナ禍による打撃から業績が回復したため、新規売上高が大幅に増加し、3か月間で最も速いペースで上昇した。

PMIによると、雇用者数も5カ月ぶりに増加したという。季節調整済みのPMIは、3月の53.3から4月には3か月ぶりの最高値である55.2に上昇し、非石油民間部門の景気が大幅に改善したことを示している。PMIが50を超えると景気が改善していると判断され、2020年9月以降毎月増加している。

「サウジアラビアのPMIは4月に反発し、非石油部門全体の成長が強化したことを示しています」とIHSマークイットのエコノミスト、デビッド・オーウェン氏は述べた。

「コロナ禍からの景気回復が持続したため、新規受注は3か月間最も速いペースで増加しました。新規受注が増加したことで、雇用者数の新たな増加に貢献し、増加のペースは2019年11月以降最速となっています。

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