
ソフトバンクグループが出資する米国の料理宅配会社ドアダッシュは、日本でサービスを開始することを水曜日に発表した。新型コロナウイルスのパンデミックで成長した過密気味の市場に参入することになる。
サービスの提供は当面宮城県仙台市に限定されると、カナダとオーストラリアへの拡大に続く段階にあり、赤字決算となっている同宅配会社は記者団に語った。
トニー・シュー最高経営責任者は声明で、「特にこれまでサービスが十分に行き届いていないものの、売り手と顧客とのコネクティビティに対する需要が高い郊外市場の地域経済を活性化することが、常に私たちの戦略となっています」と述べた.
ソフトバンクはすでに、ウーバー・テクノロジーズ傘下のウーバーイーツや出前館など、日本国内の料理宅配大手に出資している。
先月、ドアダッシュは年間総受注額の予測を引き上げた。ワクチン接種や外出規制の緩和により外食が再び促進されたにもかかわらず、給付金が第1四半期の料理宅配需要の下支えに寄与したからだ。
昨年、食料品店やコンビニエンスストアからの配達にも手を広げたドアダッシュは、四半期の売上高が3倍近く増えて10億8,000万ドルになったと報告している。
パンデミックのなか、外出を躊躇する消費者が電話で生活必需品の注文をしたことで、同社の受注量は急増した。
ロイター