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アイコニックなカメラに完全に特化した史上初の博物館が、パリにオープンした。99カメラミュージアムは1世紀にわたる写真の歴史を紹介するとともに、これまでに製造された最もアイコニックなカメラの数々を展示している。

1世紀にまたがる99点の稀少なカメラのコレクションは、この博物館の設立者であるフェデリコ・ベニンカサ氏の家宝だ。父のギアンパオロ・ベニンカサ氏が50年以上をかけて収集したもので、現在は息子のフェデリコ氏が1937年に設立されたパリの写真会館Studio Harcourt で展示している。

このコレクションには、最初期のライカ、ニコン、ローライ、ミノックス、ジャガー・ルクルトなどのような稀少なカメラが含まれている。

網羅的な歴史の紹介を避けた今回の企画展示は、審美的で楽しく、勉強になる、若干ノスタルジックな経験の提供を目指すものだ。

来館者は、有名ブランドのものだけでなく、あまり知られていない珍品も含む、20世紀の写真文化を形作った99点のカメラに出会うことになる。産業化時代と、写真を一般大衆が利用できるものにしたイノベーションに焦点が当てられている。各カメラには、エピソードや際立ったポイントを中心とする簡潔で読みやすい説明書きが添えられている。

ギアンパオロ氏の意向に沿って入館は無料となっているが、この博物館を支援したい来館者は、新しいタイプのNFTによるスポンサーシップによって支援することが可能だ。

実は99カメラミュージアムは、来館者が展示される全カメラの限定デジタルコピーを手に入れて、コレクションの「分け前」を所有することで、保存を支援することができる世界初の博物館である。

既に多数の組織、写真家、コレクターが創立メンバーとして、この革新的なNFTスポンサーシップという方法によってこの博物館を支援することを決めている。

「99カメラクラブ」についての詳細はこちら：写真の記憶 ヴィンテージ・カメラ2000点、NFTとして発売