
アミーラ・アビッド
ジェッダ: ジュネーヴに本社を置くMSCクルーズは、所有する船のひとつ、MSCベリッシマ号が7月末から10月下旬までジェッダを出発して21の紅海クルーズに漕ぎ出すと発表した。
この船は2019年から就航しており、サファガからルクソール、アカバからペトラ、ヨルダンへ行き、その後、サウジのジェッダの母港に戻るという、3〜4つのナイトクルーズを提供している。MSCクルーズのピエールフランチェスコ・ヴァーゴ取締役会長は報道声明の中で、「サウジアラビアの観光産業は、自国民と海外からの旅行者の両方に関して徐々に成長しており、より多くの人々が探究し、発見できるような豊かな遺産と信じられないほどの文化的な呼び物があるため、積極的で永続する貢献ができることを私たちは楽しみにしています」と話した。
この船は975座席のメインシアター、アクアパーク、ボーリング場、F1シミュレーター、キッズクラブ、シネマ、200以上のブランドが入ったショッピングギャラリーを備えている。
MSCクルーズは5月に、アラブニュースに対して、ジェッダを拠点とする新たなクルーズのサウジアラビアからの乗船客は全体の半数で、同社がジェッダの母港に向かう初めての運航会社として準備万端であるため、定員の残りは世界からの乗船客だろうと予想していると語った。
公共投資基金は、王国のクルージング産業を発展させ、2035年までに観光産業で50,000以上の雇用を創出する助けとするため、今年の1月にクルーズサウジを開始した。サウジの遺産と文化にアクセスできるようにするため、海岸付近にある5つのUNESCO世界遺産のうちの3つをはじめとして、いくつかのサウジの都市の港やターミナルを開発する予定だ。