サウジアラビアの自動車販売・修理スタートアップ、180万ドルの早期出資を集める

Home
ビジネス
サウジアラビアの自動車販売・修理スタートアップ、180万ドルの早期出資を集める

サウジアラビアの自動車販売・修理スタートアップ、180万ドルの早期出資を集める

リヤドに本社を置く自動車サービスのスタートアップ、スピーロの共同創業者、アブドゥッラ・ビン・シャムラン氏とアミン・マフフーズ氏。（提供写真）

Short Url:

13 Jul 2021 09:07:12 GMT9

スピーロ（Speero）はリヤドで2017年に設立され、そのプラットフォームは1000以上のパートナーとサービスプロバイダーに利用されている

アミーラ・アビッド

ジェッダ:　リヤドに本拠を置くスタートアップのスピーロ（Speero）は、自動車の販売後サービスと修理を提供するプラットフォームだが、地域のベンチャーキャピタスファンドからシリーズA前の出資180万ドルを集めた。

この資金調達活動はヌワ・キャピタル（本社はリヤドとドバイ）とEq2ベンチャーズ（本社ドバイ）が主導したが、アクセスブリッジ・ベンチャーズ（本社アブダビ）、マウンテン・パートナーズ（本社チューリッヒ）、サウジアラビアのジャミール投資管理会社からも追加の出資を受けた。

スピーロはリヤドで2017年にアブドゥッラ・ビン・シャムラン氏とアミン・マフフーズ氏により設立されたが、そのプラットフォームは1000以上のパートナーとサービスプロバイダーに利用されている。これまでにサウジアラビア全体で75万人以上の登録顧客を集めた。トヨタ、日産、BMW、アウディ、ホンダなどのブランドがウェブサイトに掲載されている。

「自動車の販売後バリューチェーンは、このデジタル時代にあって進歩を遂げていませんでした。販売店は成長機会につながるのに役立つソリューションを求めますが、現在の顧客は自動車所有の体験に便利で手ごろな価格のデジタル化されたアプローチを求めます。我々はスピーロでそれを構築しています」とスピーロの共同創業者で社長のビン・シャムラン氏は声明で語った。

スピーロはこの資金を使って、自社物流インフラを開発し、リヤドとジェッダのパートナー向けにクラウドベースの全自動化された倉庫を作ることを計画している。同社はまたここ数ヶ月で経営チームの拡充を計画している。

ジャミール・グループの国際投資事業部であるジャミール投資管理会社の広報担当者は、「ジャミール投資管理会社がスピーロへの最近の出資に参画したのは、初期段階の画期的テクノロジーに対する当社のコミットメントの一例です。スピーロの成長にとって重要なこの段階に貢献できて我々は興奮しており、サウジアラビアのモビリティー・セクターのデジタル化を促進する助けになるでしょう。」

topics