ソウル:欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外交政策責任者は月曜日、韓国の趙泰永外務省長官と会談する。北朝鮮軍がウクライナとの戦争のためにロシアに派遣されたことに対するソウルでの懸念が高まる中、である。
ボレル氏は日本への訪問後、韓国に到着し、外交官は日曜日にソーシャルメディアプラットフォームXに投稿した内容で、韓国を分断する厳重に要塞化された非武装地帯を訪問したと述べた。
「本日、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の間の非武装地帯(DMZ)を訪問したことは、平和へのさらなる投資の必要性を改めて認識させるものとなった」と、ボレル氏は投稿で述べた。北朝鮮の正式名称である朝鮮民主主義人民共和国の頭文字に言及したものだ。
ボレル氏は、EUと韓国の安全保障および防衛協力関係を「次の段階」に進めるために韓国を訪問していると、別の投稿で述べたが、詳細は明らかにしていない。
EUと韓国のこのような戦略対話の最初の会合は、米国と韓国が、ウクライナとの戦争のために北朝鮮軍がロシアに派遣されたことについて警鐘を鳴らしているさなかの開催となった。
ボレル氏は月曜日、ソウルで韓国のキム・ヨンヒョン国防大臣と会談し、この事態に懸念を表明したと、聯合ニュースが伝えた。
チョ氏は先週、北朝鮮がロシアを支援していることへの対応として、韓国がウクライナに武器を供給できるかどうかについて尋ねられた際、あらゆる可能性を考慮していると述べた。
韓国はこれまでに、地雷除去機材を含む非殺傷性の支援をウクライナに提供しているが、キエフからの武器提供要請には応じていない。
また、韓国は、北朝鮮がスパイ衛星の打ち上げとミサイル能力の向上を急ぐ中、モスクワから軍事および民生技術の補償を受ける可能性が高いと見ている。
北朝鮮は先週、新型の固体燃料大陸間弾道ミサイル「火星19」と名付けられた巨大なミサイルの試験を行い、軍事力を誇示した。
ワシントンは、ロシアのクルスク地域に駐留する北朝鮮軍が数日のうちにウクライナとの戦闘に加わるだろうと、アントニー・ブリンケン米国務副大臣は先週述べた。
北朝鮮の崔善姫外相は、金曜日にモスクワで行われたセルゲイ・ラブロフ露外相との会談で、ウクライナ戦争でロシアが勝利を収めるまで自国はロシアを支援するつもりだと述べた。
ロイター