
アラブニュース
リヤド:木曜日、サンバ・キャピタルのラニア・ナシャール副会長は、サウジアラムコの新規公開株に対する機関投資家と個人投資家の応募は、1週間足らずでほぼ730億サウジアラビア・リヤルに到達したと発言した。
「公募開始から最初の5日間で、個人投資家と機関投資家の応募は前例のない規模に達しました。サウジアラムコに対する投資家の自信の表れであり、残りの公募期間中にさらに多くの応募があることが予想されています」と彼女は語った。
機関投資家からの応募は、金額にして584億サウジアラビア・リヤル、計18億株の応募があった。個人投資家からの応募は、180万人から146億サウジアラビア・リヤル、計4億6,500万株の申し込みがあった。
以前、株式市場立ち上げの際に、サウジ王国がアラムコの発行済み株式の1.5%に相当する30億株を1株当たり30サウジアラビア・リヤル(8ドル)から32サウジアラビア・リヤルで売り出すことが発表されていた。
投資の専門家は、サウジ王国と金融界の間の「妥協」として、アラムコの最高推定価値よりも低い評価額を歓迎した。
売り出される株式の価格帯と株式数の設定をもって、「ブックビルディング」プロセスが開始される。このプロセスの際に、アラムコとそのアドバイザーは潜在的な投資家から意見を聞き、機関投資家と個人投資家からの入札を待って、株式の売り出し価格の決定に役立てる。最終的な価格決定は12月5日に発表され、その後間もなくサウジ証券取引所で取引が開始されることが予想される。