
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアがデジタル経済の先進国リストでトップに立ったと、アブドラ・アルスワハ通信・情報技術大臣がG20デジタル経済閣僚会合中に行ったスピーチを引用しつつサウジアラビア国営通信(SPA)が報じた。
世界的なデジタルギャップの解消こそ、社会の包括性と繁栄を実現する方法であると、アルスワハ氏は語った。
イノベーション分野の規制には、創造性を刺激し、デジタル変容がもたらす急速な変化に対応できるように、柔軟性を持たせるべきだと述べた。
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が立ち上げた「グリーン・サウジアラビア」と「グリーン・ミドルイースト」の二つのイニシアティブは、環境に配慮した新たな産業や市場への投資を補うものだ。
世界最大のイノベーター向けプラットフォームであるNEOMシティーは、規制とイノベーションの調和を達成し、福祉を向上させ環境を保全するために技術とイノベーションを適応させている理想的な例だと、アルスワハ氏は語った。
サウジアラビアは、8月5日に開催されたG20デジタル経済イベントに参加した。イベントでは、ローマ首脳会合で各国首脳が承認することになる最終声明に先立ち、デジタル変容に関連する主要課題について閣僚が議論した。
人工知能に関する原則を採択したことに加え、デジタル経済を評価・定義するためのロードマップを各国が全会一致で承認する等、サウジアラビアはこの方面で質的な成果を既にあげている。