
アラブニュース
リヤド:本日発表された公式データによると、2021年6月のサウジアラビアの工業生産指数(IPI、Industrial Production Index)は前年同月比11.9パーセント増、前月比3.6パーセント増となった。
サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)によるとこの増加はほとんどが鉱業・採石業の生産増によるもので、同セクターは原油生産量の高水準により前年比19.3パーセント増、前月比4.5パーセント増となった。
サウジの原油生産量は2020年6月の740万バレル/日から2021年6月の890万バレル/日に増加した。
2021年6月の非石油製造活動は前年同月比4.2パーセント減、前月(2021年5月)比0.4パーセント減となった。
電気・ガスの供給は13.9パーセント増となったが、GSTATは割合が小さいためIPIへの影響は限定的だったとしている。
サウジでは今後、先進技術による工業生産活動の伸びが期待されている。
第4次産業革命(4IR)による先進技術によりサウジ経済に約1兆サウジリヤル相当の新たな収益源が生まれると期待されると、サウジ政府高官は先月会議で述べた。