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AIが人材採用に参入する将来において、雇用曲線の一歩先を行く方法

英国のオープン・ユニバーシティが実施した最近の調査によると、「未来の仕事」のトップ10のうち、8つ以上がコンピュータサイエンスの分野に含まれるという。(Shutterstock)
英国のオープン・ユニバーシティが実施した最近の調査によると、「未来の仕事」のトップ10のうち、8つ以上がコンピュータサイエンスの分野に含まれるという。(Shutterstock)
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15 Aug 2021 09:08:12 GMT9
15 Aug 2021 09:08:12 GMT9
  • 一部の企業では、該当する仕事に関連したキーワードを検索する求職者をフィルタリングする際に、人事情報システム(HRIS)を信頼し活用している

ジョージ・チャールズ・ダーリー

リヤド:現在求職中のサウジアラビア人は、履歴書やカバーレターを読む担当者以外に、人工知能も同様のことを行っている点を考慮に入れる必要がある。

サウジアラビアにおける雇用のあり方は、急速に変化している。前の世代であれば、長く勤めることのできる官僚を目指していたかもしれない。しかし、若い層の求職者はもっと用心深く、機敏に変化に対応しなければならない。

サウジアラビアでは、二通りの傾向が明確になりつつある。その一つが、政府による経済の多様化の奨励により、全体的に民間部門に移行していることで、もう一つが、テクノロジー関連の仕事への注目がますます高まっていることである。

英国のオープン・ユニバーシティが実施した最近の調査によると、「未来の仕事」のトップ10のうち、8つ以上がコンピュータサイエンスの分野に含まれるという。その8つとは、(「データマイニング」を専門とする)機械学習コンサルタント、(サイバーセキュリティシステムをテストする)倫理的ハッカー、ブロックチェーン開発者、AI開発者、AI分析エンジニア、データアナリスト、データ保護責任者、デジタルコンテンツストラテジストである。

ここから読み取れるメッセージは明快だ。つまり、教育から銀行業務に至るあらゆる業種において、テクノロジーの進歩についていくか、それとも遅れをとった状態に甘んじるか、である。テクノロジーの進化に伴い、これまで存在しなかった新しい職業が生まれる一方で、不必要となる職業も出てくる。

居心地のいい職務に安住し、残りの現役生活を送れる時代は終わった。これから若年者は、新しいスキルを習得したり新しいチャンスが生まれるにつれて、2、3年ごとに転職する可能性が高くなるだろう。

これは必然的に、常に険しい学習曲線となることを意味する。このようなペースが速く、動きの激しい、テクノロジー主導の経済で成功するには、新卒者の方がいいのか、それとも専門的な経験を積んだ中途採用者の方なのか、疑問が生じる。

適切な資格、簡潔で分かりやすい履歴書、面接時の自信に満ちた職務にふさわしい態度、対応可能な職能(多くの場合、理想的にはすぐに2、3のポジションをこなせねばならない)など、いくつかの要件は明確だ。

しかし、フランスの多国籍企業ロレアル社の人事担当責任者(KSA)であるアフメド・ボンダージ氏は、「すべての属性が適切であっても、ネットをすり抜ける危険性はある」と強調する。

求職者が陥りがちな間違いのひとつが、応募時の記載があまりにも大まかだったり包括的だったりすることだ。優良企業では現在、該当する仕事に関連したキーワードを検索する求職者をフィルタリングするために、人事情報システム(HRIS)を信頼して活用している、とボンダージ氏は語る。

だから、たとえば機械学習コンサルタントの職に応募する場合は、関連する経験や資格とともに、(氏名と連絡先の下の)簡単な自己紹介に「機械学習コンサルタント」という希望職種である正確なフレーズも入れておくべきなのだ。この正確なフレーズが記されていなければ、ふさわしい応募者である可能性が高くても、そうみなされないかもしれない。

そして、応募書類がHRISを通じて最終選考まで残ると、「生身」の採用担当者が、数十の履歴書を入念に調べることになる。繰り返しになるが、これらの関連情報が簡単な自己紹介に含まれていない場合、採用担当者はあなたの履歴書全体をじっくりと検討せずに、次の履歴書に移るかもしれないのだ。

ボンダージ氏はまた、採用選考の第一段階は、雇用主が用意するオンラインの求職応募フォームである場合が多いと言う。多くの求職者は、これらのフォームはさっと、あるいは必須項目のみ入力すればよいと誤解している。

「添付の履歴書に詳細を記してあるので、自分の基本的な情報を提供するだけでよい」と、思い込んでいるのである。しかし、HRISは独自の電子履歴書のフィールドからキーワードを検索するので、そのキーワードが含まれていない場合、候補者を見落とす可能性が高くなるのである。

ボンダージ氏は最後のアドバイスとして、「自分の履歴書を熟知すること」を挙げている。これは当然のことと思われるかもしれない、しかし、彼は、多くの応募者が、まるで「チェンジマネジメント」みたいな一般的なフレーズを履歴書に記載し、後の面接の際に、そのフレーズが正確に何を意味するのか分からず言葉に詰まるところを見てきたそうだ。

つまり、求職者は自分の履歴書に記されているすべてについて、そこからいつでも自信をもって話を広げたり、具体的に論じたりできる必要がある、ということだ。

確かに、仕事の本質そのものは絶えず変化しており、近未来の仕事とみなされた多くが、今ですら存在しないかもしれない。しかし、状況に関係なく、求職者には常に、シンプルな必要条件が残り続ける。つまり、選考段階で必要な情報と面接の際の準備という両方の観点で、雇用主が求めているものを提供する、ということである。

これこそ、現在そして将来の雇用曲線の一歩先を行く方法のひとつなのである。

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