
アラブニュース
イランの支援を受けるフーシ派が国連主導の停戦協定に違反した件数は、5日間で合計464件だった。国営サバ通信(SABA)が6日、報じた。
イエメン国軍はハッジャとタイズの最前線で、武装勢力フーシ派による重要軍事拠点への攻撃を少なくとも6回阻止した。
SABAによると、フーシ派はさまざまな前線で国軍に向かって前進を続けると同時に、狙撃兵や他の増援部隊を配置しているという。
国連主導の停戦は2カ月延長されたが、イランの支援を受けるフーシ派は、さまざまな州に地雷を設置し、停戦協定違反を続けている。
サルマン国王人道援助救済センター(KSrelief)のマサム・プロジェクトは、6月の第1週に1437個の地雷を除去した。SABAが報じた。
今回除去されたのは、対人地雷48個、対戦車地雷676個、不発弾710個、爆破装置3個で、同プロジェクトで除去された地雷は累計34万3811個になった。
2018年に始まったマサム・プロジェクトの目的は、フーシ派がイエメン中に設置した地雷の除去だ。その多数の地雷によって、多くの子供や女性、高齢者が死亡している。
人権擁護団体によると、フーシ派は地雷をイエメン全土に手当たり次第に敷設している。多いのは道路・学校・農場周辺だ。国際法に明確に違反している。