
カルドン・アズハリ
東京:経産省・資源エネルギー庁のデータによると2021年6月、サウジアラビアは日本の原油輸入量の36.9%に当たる2146万バレルを供給、日本への原油供給国としてトップの地位を維持した。
パンデミックによる経済活動の鈍化により、数十年ぶりに原油輸入が減少傾向にある日本は、ひと月前の2021年5月には7500万バレルを輸入したが、6月は計5815万3000バレルとなった。
データによると6月のアラブ諸国のシェアは、サウジの他アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、オマーンの5カ国からの供給が日本の総輸入量の92.7%に達し、依然として高い水準である。
UAEからの輸入量は1943万1000バレルで全体の33.4%を占めた。
カタールからの輸入量は641万バレルで全体輸入量の11%、クウェートは613万バレルで10.5%を占めている。
欧州唯一の供給国であるロシアは、日本全体の3.6%に当たる210万バレルの原油を供給。エクアドルは127万4000バレルを供給、全体輸入量の2.2%を占めた。
東南アジアのベトナム、マレーシアは日本に50万バレル(1.2%)近くを供給。6月のオーストラリア、パプアニューギニアからの原油輸入量はそれぞれ全体輸入量の0.3%だった。
統計の数値は2021年6月に日本の港にある精油所、タンク、倉庫に到着した原油の量を表している。